わきが(ワキガ)と多汗症の因果関係とは

わきが(ワキガ)と多汗症の両方を悩んでいる人が多いので、わきがと多汗症の関係について、このページでまとめておきましょう。

多汗症の人にわきがが多いのはなぜ?

多汗症の人は、手のひら、顔、脇の下などに、暑くない季節にも、多くの汗をかきます。他の人と握手をするのを躊躇したり、紙に書き物をしているうちに紙が汗でベトベトになってしまったりと、汗に関する悩みが尽きない多汗症の人。

さらに辛い思いをしていらっしゃると思われるのが、汗の量だけではなく、臭いを気にしているということ。

汗の量が多いということは、臭いの元になるアポクリン汗腺からの分泌量が増え、臭いを拡散する汗がエクリン汗腺からたくさん出てくることになるのです。

このことが、多汗症の人に「わきが」が多いという因果関係を生み出しています。

ただでさえ、汗の量に悩んでいるのに、臭いまで気になるのは本当に大変です。

わきがが気になる時期

多汗症は、生まれつきということが多いのですが、わきがの臭いは、徐々にきつくなっていくケースが多いです。

女性であれば、月経が始まった頃から

男性であれば、思春期が始まった頃から

徐々に臭いが強くなり、高校生くらいになると、身体が出来上がり、臭いの元になるアポクリン汗腺からの分泌量が増え、さらに体臭がきつくなっていくのです。

また、成長にともなうこれらの時期にわきがが気になりはじめるばかりではなく、女性の場合は、排卵期や生理前にも体臭がきつくなることがあります。

日本人は清潔に関しての意識が強い国民性があるので、少し体臭が強いだけでも、他の人からの心無い一言で、ワキガノイローゼのようになってしまう人もいます。

欧米の人に比べて、臭いのきつさは強くないと思うのですが、臭いに対する感じ方は、個人で随分差があるのでしょう。

市販されている制汗剤で、汗の量をおさえて、わきがの臭いが気にならないように対策をする。このことで、十分な人もいるでしょうが、自分はもっと気になるという人でしたら、きちんと専門医のホームページなどで詳しい情報を調べることをお勧めします。

汗の量や臭いで、引っ込み思案になるよりも、一日でも早く改善して、楽しい毎日を過ごすことができるようになりたいものですね。

「わきが」や「多汗症」が着実に改善していくように、お祈りしています。