わきが、わきがというけれど、どのような臭いがワキガなの?
という疑問を持つ人がたくさんいます。
臭いを言葉で説明するのはむずかしいですが、いくつか代表的な表現を書いておきましょう。
ワキガの臭いとは
一般的に「汗臭い」という時の汗の臭いとは、「酸っぱい臭い」と表現されることが多いです。
ところが、この酸っぱい臭いと、ワキガの臭いとは別物です。
どうのように違う臭いかというと、
- ネギの臭い
- 鉛筆の臭い
- エアコンのくさい臭い
などと例えられることが多いです。
このような臭いは、脇の下からの臭いだけとは限りません。ワキガの女性の乳輪や性器からも同様のネギのような臭いがする場合があります。他にも、足のきつい臭いとなるワキガもあります。
一度、自分は体臭がきついのではないかと感じ始めると、悩みが深くなり、鬱病(うつ病)になってしまう人もいます。
そのような鬱病になる前に、自分で納得できるワキガ対策をしたいものです。
ワキガの診断方法
ワキガの診断方法は、主に3つ方法が挙げられます。
・遺伝による診断
わきが治療の専門家は、まず遺伝的な要因を疑います。わきがは優先遺伝する病気であるため、両親のどちらもがワキガであれば、その子供の約80%はわきがになるそうです。片方の親(父親もしくは母親)の場合でも、約50%の子供がわきがになるそうです。
そのため、自分の親のどちらか、もしくは両方の親がワキガであれば、自分がワキガである可能性は高まります。
・耳垢による診断
耳の中にある外耳道は、通常エクリン汗腺がないため発汗がありません。しかし、耳垢がやわらかいということは、他の汗腺であるアポクリン汗腺から汗が出て湿っていることになるのです。ということは、身体の中でももっともアポクリン汗腺が多い脇の下などからの体臭がきつくなり、ワキガであると診断される可能性が高くなります。
・専門医による診断
わきがの他の診断では、専門医による嗅覚診断やニオイセンサーによる診断が挙げられます。ニオイセンサーでは、全身の体臭の強さを測定し、わきがであるかの診断材料の一つに使います。
「他人から体臭がくさい」
と言われて悩み始める人も多いようです。
部屋の中にいる時間が経ち、最初に部屋に入った時に気になっていた臭いがだんだんと気にならなくなるということがありますよね。
それと同じように、自分の体臭というのは慣れてしまって、感じにくいようです。蓄膿症で自分の体臭がよくわからないという人もいます。
「人から臭い」と言われないように、ワキガについての情報収集をして、ぜひ改善したいものですね。